インスタントコーヒー界では最強かも。Blue bottle coffee -INSTANT COFFEE

昭和12年生まれの父は、古き良きアメリカのカルチャーに洗脳されており、コーヒーは、安いダイナーで、やる気のないウェイトレスがエンドレスに注ぎ込むような薄いコーヒーを好んで飲んでおりました。

彼はアメリカには行ったことがないようですが、仕事でよく米軍基地内に行っていた事もあって、アメリカへの思いは強く、「アメリカのコーヒーみたいに薄くて、水のようにガブガブ飲めるコーヒーが美味い」とよく言っていたなと記憶しています。

なので必然的に、私も薄いコーヒーで育ったわけで、アメリカ=薄いコーヒーみたいな印象ができていて、それを確実にしたのは、イタリアのバールで「アメリカン」を注文するという若気の至りをやってのけた際に、嫌そうにエスプレッソに大量のお湯を入れてこちらに出された時です。

あー。やっぱりアメリカンって薄いんだとw

でもこれだとなんかイメージが違うというか、あのアメリカンのチープ感が出ない。実際に自分で手動ドリップしたコーヒーでも何か違う気がする。(美味しすぎるという謎の表現しかできないのですがw)そのチープ感ためにコーヒーメーカーを買うのも違うよなって事で、時が過ぎておりました。

で、最近インスタで絶賛されていたBlue bottle coffeeのインスタントコーヒーを見つけて、都内に用事があったついでに寄って買ってみました。

これが思いの他良くてですね。コーヒー好きからすると、インスタントコーヒーという枠からは抜け出ないと思うのですが、その最先端にいるというか、ブラックで飲むのがとても美味しい。

品良くまとまったインスタントコーヒー=チープなアメリカンコーヒー=私が求めていた味!

あ、いや、何回も言いますけど、インスタントコーヒーではあります。でも私の求めている薄いブラックコーヒーをこの手軽さで飲めるのはアリだ!と思ったのです。

説明に書いてあるお湯量も、ティーカップではなく、マグカップに合わせた形で、他のインスタントコーヒーよりも多めに設定されている印象。まさにガブ飲み推奨なのでわ!?

買ったのは発売されてすぐくらいなのですが、すでに品薄で、店員さんも「こんなに売れると思っていなくて、生産が追いついてなくて。。今あるだけでつぎの入荷が未定なんです」って言ってました。

先週違うBlue bottleに行っても見当たらなかったので、店舗よりネットでポチッとしておいて気長に待つくらいでもいいかもしれません。

もちろん、このブログのテーマである「旅」のお供にもバッチリでございます。